
NEIL ZAZA fansite
BIOGRAPHY
- 下記文章は本国サイトのバイオグラフィーを当サイトで意訳したものです。
ニール・ザザはギタリストとしてメロディック・インストゥルメンタルのジャンルを定義することに貢献しただけではなく、世界的なアンバサダーとなった。彼のメロディ豊かな作曲はミュージシャンのプレイを変革させ、世界中の音楽ファンが自身のギター・ヒーローに求めるものを変えるまでに至った。
情熱的で卓越した技術に加え息を飲むような音楽的解釈で、ニール・ザザは非常に魅力的な技術、ソリッドでキャッチーなソング・ライティングを兼ね備える比類無き才能を持ったインストゥルメンタル・ギタリストと自身を定義した。
自身のロック・ソロの名演奏からファンク調、またバッハやモーツアルト作品をプレイするクラシック音楽に対しての優れた腕前に至るまで、ザザの抜きん出た多彩さは、後のインストゥルメンタル・アルバムと同じように世界中のコンサート、ギター・クリニック、フェスで披露された。ザザはジョー・サトリアーニ、スティーヴ・ヴァイ、ドゥイージル・ザッパ、ポーカロ兄弟(TOTO)、イングウェイ・マルムスティーン、ヴィニー・ムーア、アンディ・サマーズの他、大勢の有名アーティストと共演している。またドゥイージル・ザッパやエリック・カルメン、マイケル・スタンレーのアルバムでプレイしており、スチュワート・コープランド制作の映画サウンドトラックにも曲を提供している。
全てはニール・ザザが生まれ、現在も居住するオハイオ州の町アクロンで始まった。ザザは10歳でギターを始め、アクロン大学進学後に有名な演奏家であり教育者でもあるStephen Aronの元でクラシックギターを学ぶ。その後ザザはギターを教え始め、1987年にロックバンド”Zaza”を結成。すぐに当時のアメリカでツアーをするバンドで最も人気のあるグループの一組となる。バンド活動が成功した上にヒット曲”Maybe Tomorrow”を出した後、バンドは解散する。そして彼の輝かしいソロ活動のキャリアが始まる。
1992年、ザザはソロでのファースト・アルバム”Two Hands, One Heart”をリリース。インストゥルメンタル・ミュージック業界は、これをきっかけに変貌を遂げた。批評家は本作を称賛し、ギタリスト達にとって瞬く間に新たなギター・ヒーローが誕生した。作品中には他には存在しないユニークなヴォイスが収録されており、それ自身を定義する唯一のものであった。
“Two Hands, One Heart”の後の1993年に”Thrills and Chills”が続き、著名なサン・アントニオのプロデューサー兼アーティストのMichael Maralesによってレコーディングされた。その後同年に協奏曲のソロ奏者としてThe Hartford Symphony Orchestraと共演し、”1492”とウエスト・サイド物語のギター・アレンジを演奏した。1996年にはモントリオール・ギター・フェスティバルでメインのパフォーマーとなった。
ザザのサードアルバムである”Sing”は1997年にリリースされた。モンスター級のヒット曲である”I’m Alright”を収録する同作品は、ザザをインストゥルメンタル会のスーパースターの地位へ押し上げた。この曲はいまだにギタリスト達にとって最も人気がありコピーしがいのある曲の1つとなっており、新たな世代のプレイヤー達を影響し続けている。アジアではこの曲のダンス・ミックス・バージョンまで存在している。
しかし、これはまだ始まりに過ぎないことを証明した。ザザの4枚目のアルバム”Staring at the Sun”ではロス・ヴァロリー、スティーヴ・スミス、スチュアート・ハムが参加し、メロディック・ロック・インストゥルメンタルにおける傑作であった。非常に魅力的な高速ソロ、豊かなメロディ、ソウルフルなバラード、そしてプリンスの”パープル・レイン”の美しいカバーはファンを熱狂させ、また批評家達に強い影響を与え、ニール・ザザをギター界のエリート級の名手へと押し上げたのだった。このアルバムのリリースは、彼のキャリアにおいてその後を決定づける出来事であることを明確に示した。”Staring at the Sun”で、ニールは作曲、メロディックなアプローチ、トーンの定義を、新たな時代へと先導することになった。このCDは現在我々が知っているニール・ザザへ続く道しるべを示している。
2001年12月インストゥルメンタル・ロックファンにとって新たなホリデイ・イベントが誕生する。ニールは伝統的なクリスマス・ソングをインストで収録する”One Silent Night…”のベールを脱ぎ、それを「ヘンドリクスがクリスマスツリーの下でベートーベンに出会った。」と表現している。このホリデイ・コンサートは毎年行われる伝統行事となり、オハイオ州クリーブランドの名高いPlayhouse Square劇場のホリデイ・コンサートのベストセラーのイベントの1つとなった。”One Silent Night…”のコンサートには聖歌隊と共に60人規模のシンフォニー・オーケストラとも共演した。ニールはホリデイ・ミュージックを彼独特のアレンジで収録したスタジオアルバム”One Silent Night… Volume 1, 2”の2枚と、2枚組のライブCD”A Night at the Palace”をリリースし、この革新的なホリデイ・イベントを作品としても残している。
2003年はニール・ザザにとって大いに成功した年となった。同年2月、彼は地元であるオハイオ州アクロンにMelodik Recordsを設立。その年の後半、ザザは韓国の崇敬されるプサン・インターナショナル・ロック・フェスティバルのヘッドライナーに選ばれた。そこでザザは1万5000人以上の規模の観客に衝撃を与えた。海外でプレイするのは変わった事ではない。海外で最もホットなギター・プレイヤーのザザは、ギター業界で引く手あまたのギター講師となり、現在年間を通じて世界中でギター・クリニックのツアーを続けている。最近のツアーで例を上げると、中国、台湾、ドイツ、スウェーデン、デンマーク、オランダ、ポーランド、イタリア等で行われている。
世界中のギターメーカーは常々彼のシグネチャー・モデルのエンドーサー契約の話を持ちかけている。2004年はCort社のNeil Zaza NZS-1シグネチャー・モデルが発売された年となった。ギター・ファン達はすぐにそのシグネチャー・モデルを手にし、Cort社史上もっとも売れたモデルの1本となった。間もなく新しいモデルであるNZS-2がこれに続いた。2011年、ニールはCarvin Guitars社と契約した。24フレットのカーブド・トップを市場に流通させるにあたり、極めて重要なことであった。
またニール・ザザは名高いWinter NAMMショーにゲストとして頻繁に出演しており、世界中のギター・クリニック巡業も定期的に行っている。ニールは長年国際的なギター関連の出版社で特集が組まれており、”Music Music”、”Guitar Fan”、”Guitar Shop”、”Modern Player”、ポーランドの”Guitar&Bass”の表紙だけではなく、音響の”Home Recording”、”Musician”、”EQ”、”Electro Musician”でも掲載されている。世界中の出版物の数多くの読者アンケートでもベスト・ギタリスト賞を受賞している。地元では”The Free Times Music Awards”でのベスト・ギタリスト賞を2005年と2006年と連続で受賞している。
--以上本国サイト引用意訳終わり—
--以下本国サイト情報を一部含む当サイトの書き込み--
2011年、7枚目のスタジオアルバム”212”がリリースされる。212とはザザがレコーディングで使用している場所の1つであるStudio 212を冠しているものであり、アルバム発売日もそれに因み2月12日と数字を合わせている。またこの212という数字に関して、「新作先着212名様限定(シリアル付)サイン入り」というように限定版の枚数として使用される数字となる。本作の1、2曲目の”Magns 212”から”Go!”のコンビは現在のツアーでも頻繁にプレイされ、テクニカルでありメロディアスなこの2曲のファンは多い。
そして前作からわずか1年後、8枚目のスタジオアルバム”Clyde the Can”をリリース。ゲストでスティーヴ・スミス(元ジャーニー)等がスポット参加した本作では近年のライブでプレイされる曲が多く、Adagio Introやアメリカ国歌のザザのアレンジバージョンである”The National Anthem”等がそれに当たる。また本国ではボーナス・トラック扱いであるIn My Dreams (Live studio version)では、ザザの泣きのトーンが編集されていない音源で収録されている珍しいバージョンも含まれている。
2015年、9枚目のスタジオアルバム”Peach”がリリースされる。本作では全面的に明るくポップなメロディ重視の曲調となり、日本発売日(10/21)の数日後の24日、25日には自身ソロ初の来日公演が実現した。来日した当日に大阪、翌日の東京のライブの前にはヤングギターのDVD収録に対応する等、ハードなスケジュールをこなした。ライブでは新作から非常に多くの楽曲が取り入れられており、新作の仕上がりの良さを証明した。またこの来日公演の2日間はスタッフによって録画されており、当日ステージ上のザザの口より「このJapan Tourの模様をDVDにして来年2016にリリースする。」と明言された。
ようやく日本の地を踏んだニール・ザザ。ライブ翌週には多くのネットストアで新作”Peach”がソールド・アウト状態となった。アジア各国では既にスター級のギタリストの本格的な日本進出が、これから始まろうとしている。